中国の長期連休「春節&国慶節」にはご用心!〜対処法解説〜

こんにちは、KEIKO(けいこ)です。

中国輸入ビジネスは、中国の祝日の影響を受けます。
祝日には、仕入先・代行会社・配送会社は基本的にお休みとなりますので、全てがストップしてしまいます。

特に「春節」と「国慶節」という長期連休には注意が必要ですので、どのような点に気をつけらたいいのか、お伝えさせていただきたいと思います。

特に「春節&国慶節」には注意が必要な理由

中国の祝日

中国には「元旦」「春節」「清明節」「労働節」「端午節」「中秋節」「国慶節」の7つの祝日があります。

大型連休の代表が「春節」と「国慶節」の2つであり、7日以上の長期連休となります。
また最近では、旅行や消費を促すため「労働節」の休みも増えており、2020年は5連休となっています。

春節&国慶節とは?

「春節」とは、中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)のことをいいます。

非常に大きな祝日の1つであり、新暦の正月に比べ盛大なお祝いが行われます。
中国のみならず、台湾・韓国・シンガポール・ベトナムなどでも春節を盛大に祝う風習があります。

中国では、旧正月の前日から7日間をお休みとしています。
旧正月の日付は旧暦によって決まるため、毎年春節の日は変わります。
概ね1月下旬~2月中旬頃の7日間がお休みとなります。

「国慶節」とは、毎年10月1日に祝われる中国の建国記念日のことをいいます。

1949年10月1日に天安門広場で中華人民共和国の建国式典が行われ、毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言されたことに由来します。

年によって違う場合もありますが、基本的には毎年10月1日〜10月7日の7日間がお休みとなります。

中国輸入の全てがストップする

中国の祝日には、仕入先であるタオバオなどの店舗・代行会社・配送会社の全てがストップします。

  • 代行会社からタオバオセラーに発注をしたまま、タオバオセラーからの発送の順番を待っている状態
  • タオバオセラーから代行会社の倉庫へ向かって輸送中の状態
  • 代行会社での検品・発送待ちの状態

そのような状態のまま祝日に入ってしまった場合には、祝日が終わるまでその状態のままストップとなってしまいます。

1-2日程度の祝日であれば気にしなくても大丈夫ですが、長期連休である「春節&国慶節」の場合にはその影響が大きくなり、単純に考えても、通常の納期よりも1週間以上遅れることになります。

特に「春節」の場合は要要要注意です!!!

春節の場合は、中国国内の企業や店舗が祝日の前後に自分たちでさらに休みを追加し、10日間〜2週間程度の連休にするのが普通です。

連休が長くなる上、企業・店舗によって休みの期間が異なりますので、さらに大きな影響を受けることになります。

例えば、2020年の春節期間は1月24日~1月30日の7日間ですが、
・代行業者の「誠」さんの場合は「1月20日(月)~2月3日(月)」
・代行業者の「淘太郎」さんの場合は「1月20日(月)~2月2日(日)」
がお休みでした。

実際にはコロナの影響でもっともっと長いお休みとなりましたが^^;

上記のように、特に春節ではお休みの期間が長くまた企業・店舗によって期間が異なりますので、利用している代行会社の休みをしっかり把握するようにしてくださいね。

お休みの前に代行会社のTOPページやお知らせページなどで休みに関する案内が掲載されますので、チェックを忘れないようにしましょう。

連休が始まる前にきちんと手当てをするべし!

上記の通り、長期連休の際には中国輸入の全てがストップし、通常よりもかなりの納期がかかってしまいますので、お客様とトラブルにならないよう、きちんとご案内するようにしましょう。

通常よりも納期がかかることを前もって商品ページに記載する

無在庫の場合、長期連休の期間のみならず、長期連休に入るずっと前から注意を払い、納期に関するご案内を商品ページに記載しましょう。

春節の場合であれば、
まずは代行会社の休みを確認し、最低でも代行会社の休みの「2週間前」の時点では、「重要なお知らせ」と題して、「仕入先が長期連休のため通常よりも納期がかかります。注文からお届けまで1カ月半程度かかります」などのようなご案内を、全商品ページに記載した方がよいです。

例えば、代行会社が休みに入る1週間前にお客様より受領した注文があったとして、その商品をなかなか仕入れることができず、「やっと3つ目のタオバオセラーで購入することができ、タオバオセラーから代行会社の倉庫に向かって輸送中」という状態のまま代行会社が春節の休みに入ってしまった場合、お客様に商品を発送できるのは休み明けとなりますので、商品が届くのは3週間先など、とっても遅くなってしまいます。。。

ですので、代行会社のお休みよりもずっと前から注意する必要があるのです。

また代行会社の休み明け以降も、最低でも1週間以上経つぐらいまでは、同様のご案内の記載を続けた方が安心です。

長期連休の後は、タオバオセラーも代行会社も、まずは長期連休中に来た大量の注文を順番に捌いていく必要がありますので、非常に忙しくなり、通常よりも対応が遅くなることが多いです。

ですので、長期連休明け後も、通常の状態が戻るまでにはしばらくの期間がかかると思っておいた方がよいです。

通常よりも納期がかかることはとても大切な情報ですので、各商品ページはもちろん、お店のページや注文確認メール内にも掲載し、お客様に見られないリスクを減らすようにしてくださいね。

欠品リスクも合わせて記載する

中国の長期連休の前後には欠品リスクが高まります。

長期連休の前には、連休前にたくさん仕入れておこうと有在庫のショップからの注文が増えますので、在庫が無くなり欠品が増えやすくなります。
長期連休の後には、連休中に予想以上の注文があった商品などで一時的に在庫切れが多くなります。

通常時にはいつも安定的に仕入れることができるような商品でも、長期連休の前後では欠品リスクが高くなり、一時的に在庫切れを起こし仕入れることができない場合もあります。

ですので、上記の納期に関するご案内と共に、「流動性が高くなるため、在庫切れとなる場合がある」ということも合わせて記載し、お客様にご案内するようにしましょう。

【重要】思い切って休むのもあり←最近はこちらを推奨

上記では、販売を停止せず、納期が1ヶ月以上など長くかかることを記載した上で販売していく方法をご案内しましたが、中国の長期連休の際には、思い切って自分のショップを休みにしてしまう=つまり無在庫商品の販売を停止してしまう、のもありです。

最近はむしろ、後者の「中国の長期連休の際は、無在庫商品を販売を停止する」方をおすすめしています。

私自身、最初の頃は「販売を停止せず、納期が1ヶ月以上など長くかかることを記載した上で販売していく方法」で春節期間も販売を継続していたのですが、コロナを経て、各ECサイトの納期やキャンセル率のチェックが以前よりは厳しくなったこともあり、ここ最近は「中国の長期連休の際には、思い切って自分のショップを休みにしてしまう=つまり無在庫商品の販売を停止してしまう」という方法で統一しています。

この間売上はなくなりますが、できるだけ安全に運用したいので、これでOK。
春節による休みの間に、次の戦略を考えたり、商品を入れ替えたり、さらなる外注化を進めたり、事業を整理したり、そんな時間として使うようにしています^^

最後に

今回は、中国の長期連休「春節&国慶節」の注意点について、お伝えさせていただきました。

最初はどんな感じかわからないので不安だと思いますが、一度経験すれば感触が掴めると思います。
ドタバタしないよう、早めに準備するようにしてくださいね。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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